東京システムトレーダーの開発日記

MT4のEA開発者のブログ
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トレードにAIが普及している?

AIと言っても、どういうものが人工知能なのかについては、定義が広くなります。
小難しい専門用語を使うなら、
サポートベクターマシンだとか、ニューラルネットワークだとか、遺伝的アルゴリズムだとか。最近ではニューラルネットワークでもディープラーニングが脚光を浴びています。
人間の言葉で書かれた新聞記事などの文章を分析してトレードを行うものもあれば、そうでないテクニカルオンリーのものもあります。

機関投資家やヘッジファンドでも使われているような人工知能のトレードが復旧するのかといえば、EAの開発者的には、それは時代の流れ次第のよう思います。つまり、流行という意味です。

人工知能と言っても、広義の意味での人工知能技術であれば、皆さん普段から良く恩恵に預かっています。
秋葉原や日本橋、大須などに行けば、普通のパソコン用の音声認識ソフトが売られていますが、一番わかりやすい例でしょう。
あれも、一種の人工知能技術によるものです。
自動車のミッション制御にも用いられている場合があります。

技術的な素人の方は、人工知能と言ったら東大とかの研究室で何たらとか、自分の知識のなさ、そういう人工知能などに対する見識のなさを隠すために、そういう文言を並べる方がよくいらっしゃいます。
初歩的な人工知能の概念と理論が登場してから、実は、すでに半世紀が経過しています。
大学生や大学院生の方はよくご存知の方もいますが、ニューラルネットワークだのサポートベクターマシンだのであれば、実験用のソフトが販売されていて、それを普通のパソコン上で使うことができますし、自分のプログラムにそれを組み込んで使うこともできます。

ここで、人工知能と言ったら物凄くCPUパワーを使いそうだとか思っている方がいれば、それも勘違いです。
大規模でより高度なものであれば、それはCPUもたくさん必要ですが、ほとんどの場合は自動車にも使われるほどですので意外とコンパクトなものです。
欲張らなければ大昔のPC9821レベルでも動いてしまうでしょう。
本当にわかっている人なら、こういうことが言えてしまうわけです。
簡単なものであれば、ただの計算式レベルまで小さくできるのですから。

※それでも映画「ターミネータ」シリーズに出てくるようなものが出てこないのは、部品は完成しているのに、それを正しく機能するようなソフトを作れなかったことにあります。高度な人工知能を構築するのに必要な推論システムなどの基礎テクノロジーは今から20年以上前に完成しています。人工脳は作れたけど、今に至るまでそれに魂は宿らなかったといったところですか。

人工知能トレードの一般普及は、そういう観点から言えば、初めから技術的に現実的な線でした。
しかし問題だったのは、AIや擬似AIの類を、きちんと動く実用的な形で実装できる人がいないことでした。
ネット上で見る、その多くの事例が間違った方法で使われています。
トレードの知識が少ない人がやっているのが原因かもしれません。

ただ、これからは、トレードの知識もある科学者が頑張ってくれるようになるかもしれませんね。
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[ 2016/05/23 16:02 ] MT4 EA | TB(-) | CM(0)
 
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