東京システムトレーダーの開発日記

MT4のEA開発者のブログ

システムで稼ぐことは出来るのか

正直にガツガツ書いてしまうと、結構厳しい内容になるのかもしれない。
最近は、Beatriceシリーズが売れてる売れてないくらいはチェックするようにしている。
面白いのは、フォワードテストで利益が出ているときは売れて、損失を出しているときは売れないと・・・結構わかりやすいなあ、とか思いながら見ています。
とりあえず私は、このEAがあれば稼げる・・・とは絶対に言わないでしょう。
商業的にはといいますか、商売的には「もちろん大丈夫!このEAがあれば今までの損失なんてすぐ取り返せますよ!」とでも言えば良いのかもしれない。
保証をしてほしいのかもしれない。
 
でも、そういう人は、恐らく上手く行かないのではないかと考えています。
かなり厳しいのですが・・・・・
上手く行かなかったとき、使えるEAと使えないEAを判別できなかったのはご自身なのに、どうすれば良いEAを判別できる様になるのかを考えたり学ぼうとせず、自分以外に原因を探して同じこと(駄目EAを再度掴んだりする)を繰り返してしまうからです。
それで自分の大事なお金を減らしてしまう結果を自分で作ってしまう。
 
自信がないとか、そういう話ではないのですが
Beatriceは、判断・予測を間違うことがあるという事を前提にしてシステムを組んでいます。
ある意味、計算通りに物事が進んでいても予期せぬ天変地異などが起こってマーケットがリーマンショックのときのように大混乱に陥るかもしれないですし、金融政策の発表内容が予期せぬものであるかもしれない。
こういうことが起こったとき、負けることを許容しているシステムなのです。
 
人間は、常に勝とうとします。
だから自分が負けた、間違った選択をしたことを受け入れようとはしない。
だから自分以外に物事の原因を探す。。。。
終いには、神様に祈って自分でできる善処をしなくなる。
ところが、それで負けを認めたくないが故にポジションを塩漬けし、強制ロスカットになってしまう場合も多々あります。
神様は、人間に世界を動かしてほしいので、余程のことがない限りは助けたりしないんですよね。
貴方のお金が全部溶けても、酷い話ですが貴方がいなくても(もちろん私がいなくても)世界には何の影響もないわけですから、神様には助ける理由がないんです。
 
さてプロスペクト理論よろしく、
人間の勝とうとする本能が、相場においては負け組にしている。
だから、最終的に勝つためには、本能に抗い負けることを許容しなくてはいけなかったわけです。
※Beatriceの寿命が思ったより長いのはこのため。
 
1割はまともに動くとも言います。
しかし、その1割しかEAはまともに動かないですね。
まともに動くシステムの開発過程は、ヘッジファンドのシステムを作るのと似たプロセスでしか生まれることがないのですが。
少なくとも彼ら(システム系HF)は「長期バックテストでうまくいっているシステムが優秀」なんていう素人丸出しな事は言いませんからね。
それはそうでしょう。
プロなのですから。
過去の相場で勝てても、未来で勝てるとは限らないことを分かっているのです。
過去だけしか勝てない過剰最適化の問題は、常にアルゴリズムにはつきまといます。
※以前どこかの記事に書いたシストレ関係(モデル系HF出身者の著作)の本を読めば本当だと分かることだと思いますが。だいたい言いたいことは同じような感じです
 
「あっちのシステムが順調だからあっちに乗り換えよう!
最近あっちのシステムが不調で、こっちのシステムが調子いいからあっち捨ててこっちを使おう。」
という思考は、裁量取引で人がやってしまうがちな損大利小(プロスペクト理論参照のこと)思考と似ている気がするのは、私だけなのでしょうか。。。。
 
どなたのEAでも良いのですが、フォワードで1,2年以上順調だったシステムなら問題は起きにくいかもしれません。。。。システム系は近視眼的に評価すると必ず失敗しますね。。。
ただ、絶対のものはこの世の中には何一つ存在しないということだけは、EAを使うとき頭においておいてください。必ず、絶対、確実は商売的アピールには良いのかもしれませんが、導入する側にしてみれば詐欺みたいなものですから。
これが、EA開発者としてできる精一杯のあれです。
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[ 2017/03/27 00:33 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)
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